著者
浜田 明範
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.65-90, 2022-03-31

本論では J. S. ファーニバル、J. C. ミッチェル、M. G. スミス、F. バルト、C. レスリー、H. ベア、M.ストラザーンの議論の検討を通して、人類学において多元という概念がどのように使われてきたのか、その論理的な更新の展開を追跡していく。この作業を通じて、多元社会という概念が、多元主義、複数民族社会システムを経て、ポスト多元的な世界という発想へと結実した流れを描き出すことが本論の目的である。

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