著者
越智 啓太
出版者
法政大学文学部
雑誌
法政大学文学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Letters, Hosei University (ISSN:04412486)
巻号頁・発行日
vol.81, pp.85-94, 2020-09-30

本論文では,未婚のカップルを対象として1年間の追跡調査を行い,カップル間の関係性とデートバイオレンス・ハラスメントがどのように変化するのかについて検討した。その結果,デートバイオレンス・ハラスメントの程度は,交際期間を通じてほとんど変化しないことがわかった。この傾向は,1年間の追跡期間中に恋愛関係が終結したカップルでも継続しているカップルでも同様であった。また,デートバイオレンス・ハラスメントの程度はカップルの交際が終了するかどうかと関連していなかった。同様な傾向は,交際初期のカップルのみを対象にした場合にも見られた。これらの結果から,デートバイオレンス・ハラスメントの経時変化についてディスカッションした。

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越智 啓太 (2020) “縦断的方法を用いたデートバイオレンスの継時変化に関する研究 : 改訂版デートバイオレンス・ハラスメント尺度の作成と分析(7)” _法政大学文学部紀要_ 81:85-94 ISSN:04412486 NAID=120006939364 / “法政大学学術機関リポジトリ” https://t.co/Pnkr6Y8cQ7 #gender #method

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