著者
五十嵐 伸吾
出版者
法政大学地域研究センター
雑誌
地域イノベーション = 地域イノベーション (ISSN:18833934)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.89-104, 2013-03

研究の概要(和文):我が国、特に地方における産業活性化あるいは雇用創出の担い手として、新規開業企業群(スタートアップ企業)への期待は大きい。しかし、これまで地域において起業促進政策が顕著な成功を見た例は少ない。岩手県は県内総生産、失業率などの指標で他県と比較すると決して恵まれているとは言えない。岩手県下のある企業しかも一つの工場から40余りのスタートアップ企業が誕生 し、しかもほぼすべてが生存している。このような事例は他に類を見ない。本稿では、このアルプス電気盛岡工場の事例を分析することによって、どのような経緯によって起業を促進する組織文化が形成されたのかを明らかとする。それが地域における起業促進政策に対する一助と なることを期待する。

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かなり前の勤めていたA社の記事を発見。 前々社長の創業者、片岡氏は 「企業はつぶれても、人はつぶれてはならない」 そう言った、だから、どこに行っても通用する人材育成を会社でしてきた。だからこそ、盛岡工場が閉鎖しても、残って事業を立ち上げる人たちが多くいた。 https://t.co/Qhh6arV5OH

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