著者
海老谷 幸喜 西村 俊 高垣 敦
出版者
触媒学会
雑誌
触媒 (ISSN:05598958)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.283-286, 2013

非可食性バイオマス関連物質の化成品や燃料原料への変換反応技術の開発は,エネルギー・環境・食糧問題の観点から急務である.最近では,反応後に中和処理を必要とする塩酸,硫酸,水酸化ナトリウム,量論酸化試剤などを用いる従来法から,固体触媒を利用するクリーンなプロセスの開発が求められている.本稿では,フラン類,グリセリン,カルボン酸,糖類,グルコサミン類に代表されるバイオマス由来物質の固体触媒による酸化的変換技術について,特に環境に優しい過酸化水素や分子状酸素を酸化剤に用いる報告例を紹介する.

言及状況

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西村研究室①:固体触媒を用いた次世代の資源・エネルギープロセスの開発を行っています。これまでのバイオマス資源の酸化的変換に関する取り組みは、以下の総合論文(英語)が参考になります。 https://t.co/FMAcNZauHL 日本語では少し古いですが、 https://t.co/wZ40NxtIdF があります。 #JAIST研究

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