著者
西村 俊範
雑誌
人間文化研究
巻号頁・発行日
vol.37, pp.91-118, 2016-12-10
著者
西村 俊範
雑誌
人間文化研究
巻号頁・発行日
no.41, pp.103-132, 2018-11-20
著者
中西 英之 吉田 力 西村 俊和 石田 亨
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.5, pp.1356-1364, 1998-05-15
参考文献数
18
被引用文献数
19

FreeWalkは休憩時間の雑談のような非形式的なコミュニケーションを支援する電子会合システムである.FreeWalkはだれもが互いに出会い,実世界と同じように振る舞うことのできる3次元仮想空間を提供する.会合の参加者は自分のカメラ画像が張りつけられた3次元物体として表され,位置と向きを持つ.参加者は空間内を自由に動き回ることができる.参加者の音声は,その音量が互いの距離に反比例して聞こえる.話したい参加者同士が互いに近づいて会話グループを構成するので,混乱することなく多くの人々が会合に参加することができる.FreeWalkのシステムは位置関係のみを管理するコミュニティサーバと各参加者に対応するクライアントからなる.カメラ画像や音声はクライアント同士の間で必要に応じて送受信される.FreeWalkの使用実験を研究室内に加え,大学間や海外を含む多地点間で行い,動作性能の評価を行った.FreeWalk is a desktop meeting system to support informal communication just like chatting at a coffee break.FreeWalk provides a three dimentional virtual space where everybody can meet and can behave just as they do in real life.Each participant is represented as a three dimentional object on which his/her live video is mapped,and has a location and a view direction.He/she can move and turn freely in this space.Voice volume is inversely proportional to the distance between sender and receiver.A participant approaches others and form a meeting organization in order to talk to them and so that many participants can talk without confusion.The FreeWalk system consists of a community server and clients.A community server controls information about locations and view directions.Live video and voice data are transferred between clients on demand.We held meetings experimentally with using FreeWalk in various environments to evaluate operational performance.
著者
西村 俊範
雑誌
人間文化研究
巻号頁・発行日
no.41, pp.103-132, 2018-11-20
著者
西村 俊範
雑誌
人間文化研究
巻号頁・発行日
no.39, pp.139-159, 2017-12-20
著者
西村 俊 海老谷 幸喜
出版者
The Japan Petroleum Institute
雑誌
Journal of the Japan Petroleum Institute (ISSN:13468804)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.72-84, 2017-03-01 (Released:2017-05-01)
参考文献数
140
被引用文献数
6 10

持続的な生産が可能なバイオマス由来資源から化成品・燃料を合成する触媒化学変換法は,持続可能な社会を実現する上で重要な技術の一つである。我々は,石油由来資源の変換プロセスで蓄積した触媒技術とナノテクノロジー研究での知見を生かし,金属担持触媒の調製とバイオマス由来資源から化成品 ・燃料を供給するプロセス技術の開発を行っている。本総合論文では,バイオマス由来の5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF),グリセロールおよびα,ω-ジオールをターゲット物質とした選択的酸化反応に関する我々の触媒開発プロセスと最近の動向を紹介する。HMFとグリセロールの選択酸化反応では,塩基性担体を使用することで外部からの均一系塩基の添加を必要としない酸化反応を実現した。また,脂肪族ジオール類の選択酸化反応では,担持金属活性点のバイメタル化と反応系のpH制御が有効であることを明らかとした。
著者
海老谷 幸喜 西村 俊 高垣 敦
出版者
触媒学会
雑誌
触媒 (ISSN:05598958)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.283-286, 2013

非可食性バイオマス関連物質の化成品や燃料原料への変換反応技術の開発は,エネルギー・環境・食糧問題の観点から急務である.最近では,反応後に中和処理を必要とする塩酸,硫酸,水酸化ナトリウム,量論酸化試剤などを用いる従来法から,固体触媒を利用するクリーンなプロセスの開発が求められている.本稿では,フラン類,グリセリン,カルボン酸,糖類,グルコサミン類に代表されるバイオマス由来物質の固体触媒による酸化的変換技術について,特に環境に優しい過酸化水素や分子状酸素を酸化剤に用いる報告例を紹介する.
著者
西村俊介 有澤 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ソフトウェアサイエンス
巻号頁・発行日
vol.94, pp.25-32, 1994
被引用文献数
1

ジュリアーマンデルブロ集合を題材として、四次元の像を計算機で画面で表示するシステムを試作した.従来,三次元や二次元の空間を可視化する技術は十二分に研究されてきているが,多次元にまつわる情報の可視化の研究はきわめて稀である.ここでは四次元を計算機のディスプレイという二次元の空間に表示するための比較的簡単な方法として,四次元立体の二次元平面による断面を表示する方法を採用する.そして,四次元空間における平面の位置を把握し,平面を移動する際に生じる種々の問題点に対して,解決策を提示する.
著者
西村 俊 Choudhary Hemant 海老谷 幸喜
出版者
高エネルギー加速器研究機構
雑誌
Photon Factpry Activity Report 2015 (ISSN:13446339)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.BL-8B/2014P017, 2016

活性点となる金属種を活性炭や酸化物等に固定化させた触媒 (不均一系金属触媒) の高活性化は重要な研究課題の一つである. 当研究グループでは,多孔性配位高分子 (PCP: Porous Coordination Polymer) を新たに合成し,各種有機合成反応に飛躍的な活性向上をもたらすPCP 担体 (AZC と称す) の開発に成功した. 例えば,Pd を担持したPd/AZC 構造体を鈴木―宮浦カップリング反応に適用した所,空気中での歴代最高活性を達成し (触媒回転数TON > 2,100,000,ブロモベンゼン基質),空気中での最高TON = 990,000を発現するデンドリマー内包Pd 触媒のおよそ2 倍の値であり,水素バブリングという特異条件下で報告があるPd@USY 触媒のTON = 13,000,000に次ぐ高活性である. さらに,本Pd/AZC 触媒は,種々の鈴木―宮浦カップリング反応,溝呂木―ヘック反応および各種水素化反応にも優れた活性を示し,Pd 以外の金属種では,例えばRu を担持したRu/MOF-AZC触媒がアルコール類の好気性酸化反応に対し活性を有することが明らかとなりつつある.本研究では,高機能不均一系金属触媒の創生に対し普遍的な高活性化担体となりうるAZC 構造体について,その特異的な高活性発現機構の解明に向けて,放射光X 線回折装置による構造評価を試みた.PFACR Users' Reports
著者
西村 俊弥 清水 義明 田村 学
出版者
Japan Society of Corrosion Engineering
雑誌
Zairyo-to-Kankyo (ISSN:09170480)
巻号頁・発行日
vol.46, no.4, pp.230-235, 1997-04-15 (Released:2009-11-25)
参考文献数
13
被引用文献数
3 3

The quantitative evaluation of tarnish of stainless steel was carried out using cyclic corrosion test (CCT) and computer image analysis. Test samples were austenitic stainless steels which contained 10-18wt%Cr and had various roughness of surface. Effect of surface finish on tarnish has been studied, and main results are as follows. Total area of tarnish (AR) after CCT depends on Cr concentration in passive film and roughness of surface. AR increases with decreasing of the former and with increasing of the latter. Among conventional surface finishes such as 2B, HL, BA and Miller of stainless steel Type 304, sample of 2B-finished indicates the worst resistance against tarnish after CCT. Compared with the resistance against tarnish of another sample which has the same Cr concentration in passive film and roughness of surface, sample of 2B-finished indicates worse resistance. This result could be persuaded by the fact that sample of 2B-finished has the intergranular corrosion at the grainboundary on the surface because of the pickling treatment in the surface finish process.
著者
大山 順也 平山 愛梨 芳田 嘉志 町田 正人 加藤 和男 西村 俊 髙橋 啓介
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
Journal of the Japan Petroleum Institute (ISSN:13468804)
巻号頁・発行日
vol.66, no.5, pp.180-184, 2023-09-01 (Released:2023-09-01)
参考文献数
14

CuゼオライトはCH4の部分酸化反応触媒として機能する。これまでに筆者らは様々なCuゼオライトのCH4部分酸化反応に対する触媒活性を評価し,Cu-CHAとCu-MORが比較的高い性能を示すことを明らかにしてきた。さらに,Cu-CHAとCu-MORの酸化還元挙動をin situ Cu K-edge X線吸収微細構造(XAFS)分光法を用いて評価してきた。本研究では,CO2選択性が高かったCu-MFIについて,in situ XAFS分光法を用いて解析し,その酸化還元速度を評価した。Cu-MFIのデータとこれまでのCu-CHAとCu-MORのデータを合わせて,Cu2+/+の酸化還元速度とCH4酸化活性および部分酸化物選択性の関係について調べた。その結果,Cu2+からCu+への還元速度はCH4酸化活性と強い相関があることが確認できた。これは,CH4のC–H活性化の際にCu2+が還元されるためである。一方,Cu2+/+の酸化還元速度と部分酸化物選択性との間には相関は認められなかった。
著者
西村 俊哉
出版者
東京大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2018-04-01

本研究では、異種母体を利用した個体作出システムの構築を目的とし、胚盤胞補完法を用いて子宮欠損ラット体内にマウス幹細胞由来子宮を作製し、そこにマウス胚を移植し、ラット母体内でのマウス胎子の発生を試みる。異種母体内で移植胚と同種の子宮を作製することができれば、異種母体を利用した個体作出システムの構築に大きく近づくと考えられる。また、本研究が進めば、産子作出に同種母体が必要なくなることから、個体の確保が困難な絶滅危惧種やすでに絶滅した種の近縁種を用いることによる“代理異種母出産”が可能となる。本年度は、前年度に開発した飛躍的なドナーキメリズムを上昇させる新規手法(細胞競合ニッチ法)をさらに改良することで、子宮特異的に成長因子受容体欠損を誘導する遺伝子改変マウスを作製した。具体的には、Wnta7遺伝子のプロモーター下でCREタンパク質を発現するマウスとIgf1遺伝子にloxp配列が挿入されたマウスを掛け合わせることで、両方の組み換え遺伝子を有したマウスを作製した。今後、本マウス胚にドナー細胞を移植することで、①ドナー細胞のキメリズムが子宮内で上昇するか、②ドナーキメリズムが上昇した場場、ドナー細胞由来子宮を誘導することが出来るかを検討する。また、これまで得られたデータをまとめ、論文発表(Nishimura et al., Cell Stem Cell. 2021)、学会発表(第20回再生医療学会総会 口頭発表)を行い、研究成果を社会に発信するとともに、得られた研究結果の米国特許申請を行うことで産業に結び付ける足掛かりを作った。
著者
西村 俊毅 松田 英子
出版者
公益財団法人 パブリックヘルスリサーチセンター
雑誌
ストレス科学研究 (ISSN:13419986)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.32-39, 2020 (Released:2021-09-08)
参考文献数
40
被引用文献数
2

The purpose of this study is to examine applicability of a statistical model for university students, which predicts both impulsivity and depression from effortful control (EC) and mindfulness.One hundred and eighty-six university students voluntarily participated in the questionnaire survey as follows: Adult Effortful Control Scale, Mindful Attention Awareness Scale, Barratt Impulsiveness Scale-11 and Beck Depression Inventory.Structural Equation Modeling (SEM) confirmed the statistical model showing good fit that impulsivity was directly affected by EC without mediating mindfulness. On the other hand, that depression was not directly affected by EC, but was indirectly affected by EC with mediating mindfulness.These results suggest that increasing EC could reduce impulsivity and increasing both EC and mindfulness could reduce depression.
著者
西村 俊範
雑誌
人間文化研究
巻号頁・発行日
no.39, pp.139-159, 2017-12-20
著者
西村 俊和 古村 隆明 八槇 博史 石田 亨
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.5, pp.1463-1471, 1998-05-15
参考文献数
12
被引用文献数
4

現在のモバイルコンピューティングの使われ方は電子メールやFAXの送信という1対1通信が中心である.本論文では,コミュニティ形成の状況を可視化し,コミュニティ全体で共有しうる情報を人々に適切にフィードバックすることを目的とする.コミュニティの構成員間の通信の状況を携帯端末上で可視化するCommunity Viewerを提案する.可視化の枠組みとして,(1)コミュニティの活動の場を仮想的に表すパーティルームメタファと,(2)プライバシーを守りながらも各人の活動を反映して表示するリフレクタアイコンを導入する.人々の静的な関係,あるいは動的な活動がこのパーティルーム上のリフレクタアイコンの動きとして表現される.初めての試みとして,実際にこのシステムを100台の携帯端末に搭載し,国際会議の会場で使用実用実験を行ったので,その結果について報告する.Mobile computing has been mainly utilized for point-to-point communication services,such as E-mail or FAX among people.To advance this field,the challenge is to encourage group communication by providing information that encourages community formation.As the first step towards this goal,we experimentally implemented the Community Viewer,which dynamically visualizes the communication interaction among people in the community.To design the Community Viewer,we introduced (1) the party room metaphor,which provides a virtual place for representing various community activities,and (2) the reflector icon,which reflects the activity of the corresponding individual while protecting his/her privacy.The static relationship among people and their dynamic activities are displayed in the spatial arrangement of reflector icons in the party room.We report our experiments on implementing and testing the community viewer in an international conference using 100 personal assistants.
著者
西村 信哉 湊 太志 LIANG HAOZHAO 今井 伸明 西村 俊二 有友 嘉浩
出版者
国立研究開発法人理化学研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2021-04-01

rプロセス元素合成は、宇宙における鉄より重い元素の主要な起源である。rプロセスの元素合成経路は安定核から大きく離れた中性子過剰側にあり、原子核の物理的性質が未解明である。rプロセスが起こる天体環境も長らく未解明であったが、近年、重力波・マルチメッセンジャー天文学の進展により、対応する天体現象キロノヴァが観測された。本研究では、重力波天文学の新しい知見を踏まえ、元素合成と原子核の理論計算の両者を「アップデート」する。原子核理論の最近の成果を基に代表者が構築してきた元素合成計算を拡張する。rプロセスを対象に、核物理と天体物理の双方の不定性を踏まえ観測から理論を制限する。