著者
横山 道史
出版者
横浜国立大学技術マネジメント研究学会
雑誌
技術マネジメント研究 = Yokohama journal of technology management studies (ISSN:13473042)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.21-33, 2007-03-28

本稿は、日本のフェミニズムにおいてエコフェミニズムが不在である理由とその背景について考察するものである。日本においても、エコフェミ論争(1985)が象徴しているようにエコフェミニズムに関する理論的知的格闘が存在してこなかったわけではない。しかし、日本においてエコフェミニズムがフェミニズムの一つの潮流として未だ根付いていないように見受けられるのはなぜなのか。本稿は、このような問題意識を基盤として、フェミニズムとエコロジー思想が接近・遭遇しつつも距離をとらざるを得なかった事情について考察するものである。その際、エコフェミ論争の議論を中心に検討し、また、日本におけるエコフェミニズムの可能性を探っていくという意味で欧米のエコフェミニズムの議論も併せて検討していきたい。

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トーク予習に横山さんのこちらを。 日本におけるフェミニズムとエコロジーの不幸な遭遇と離別 https://t.co/rNTU1Itz1i 私がエコフェミの話してるやつ 42分あたりから。 https://t.co/TLQxA1HpvI #未来魔女会議
日本でエコフェミニズムは女性と自然を結びつける偏った形で紹介され、フェミニズム内で批判されて広まらなかったという歴史があるようで、以前この論文を読んだことを思いだした。 日本におけるフェミニズムとエコロジーの不幸な遭遇と離別 https://t.co/UpjJOE2mGl
「仏教思想は、じつは人間の欲望を満たすために、自然の破壊を容認してきた宗教であるにもかかわらず...」気になる。 https://t.co/UpjJOEjpIl 日本におけるフェミニズムとエコロジーの不幸な遭遇と離別
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