著者
杉本 佳奈
出版者
将棋と文学研究会
雑誌
将棋と文学スタディーズ
巻号頁・発行日
vol.2, pp.117-141, 2023

町田市民文学館ことばらんど(東京都町田市)では、二〇二二年四月二十九日から六月二十六日にかけて、企画展「将棋作品をひもとく!〝読む将〟のススメ展」を開催した。近代以降の将棋を題材とした文学作品の歴史を辿り、作家の直筆原稿や取材メモ、マンガ原画、愛用の駒などの多彩な資料を展観。時代によって変化してきた将棋の楽しみ方の変遷を追いながら、各時代に生まれた作品を紹介する展示構成とし、小説、随筆、俳句、短歌、マンガ、アニメ、映画、作家が書いた観戦記といった様々なジャンルの作品を取り上げた。本稿は、本展を担当した学芸員である筆者が、準備から実施の記録を簡潔にまとめたものである。今後、他機関で同様の展覧会を企画することがあった折などに一助となれば幸いである。

言及状況

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杉本佳奈「“読む将”のススメ展」開催報告 町田市民文学館ことばらんど での企画展。 坪内逍遥『小説真髄』からの将棋と小説・文学の交錯を縦軸に、現代カルチャーに拡がる将棋を横軸に。 解説文は概略をつかむのに最適。 展示リストが添付されてるので、深掘り用にも https://t.co/Q6Zolclf7k
展覧会を見逃した方も、どんな資料が出品されていたのか再確認したい方も、ぜひご覧ください。「明治大学学術成果リポジトリ」から全文無料でお読みいただけます。 https://t.co/rRLUQ5YejR #町田市民文学館 #ことばらんど

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