著者
筒井 清次郎 伊藤 文浩
出版者
愛知教育大学大学院・静岡大学大学院教育学研究科 共同教科開発学専攻
雑誌
教科開発学論集 (ISSN:21877327)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.129-138, 2014-03-31

本研究は、フィードバック頻度と注意の向け方が運動習得にどのように影響するかを調べるために、スポーツ課題であるサッカーの的当て課題を用いて、経験者と初心者を対象とし比較した。その結果、以下のことが明らかになった。1)練習試行において、経験者は注意の向け方に関わらず、1日目から3日目にかけて平均得点が向上した。External Focus(身体外部への注意)群の初心者は3日目に平均得点が向上したが、Internal Focus(身体への注意)群の初心者は3日間で平均得点が向上しなかった。2)保持テストにおいて、経験者と初心者の両方でExternal Focus群はInternal Focus群よりも平均得点が高かった。3)練習試行においても、保持テストにおいても、フィードバック頻度の違いはみられなかった。

言及状況

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Zachry(2005)は、バスケットボールのフリースローを使用した研究でバスケットリングに注意を向けるように指示した(External Focus)群は、手首に注意を向けるように指示した(Internal Focus)群よりも保持テストで正確性のスコアが高かったと報告。 https://t.co/irKcDHoI9p
LoLのフィードバック方法、頻度ってコーチによってどれくらい違うのかなぁなんて読みながら考えていた。 [運動学習におけるフィードバック頻度と注意の方向づけに関する経験差] https://t.co/wT7wkLtdku

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