著者
脇中 起余子
出版者
筑波技術大学学術・社会貢献推進委員会
雑誌
筑波技術大学テクノレポート (ISSN:24354856)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.13-18, 2020-12

筑波技術大学の聴覚障害学生に対する1年次必修科目「日本語表現法A・B」の中で,レポートや論文執筆に際して,単なることばではなく概念としてのことばを扱う必要性を知らせたいと思い,正方形や長方形,菱形などの相互関係に関する問題を取り上げた。本学の入試に数学が課せられるコー スに在籍する学生(Ds群)は,小関(1995)の聴児の中学校3年生以上のレベルを超えており,数 学が課せられないコースに在籍する学生(Dd群)は,小関(1995)の聴児の中学校1年生から中 学校2年生のレベルであったことを見出した。そして,「最近接発達領域(ZPD)」と関連して,単なることばから概念に引き上げるための指導方法について考察した。

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聴覚障害学生の日本語に関する困難点の分析 (6) ~ことばから概念への発達に関して~ 脇中起余子 筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター 障害者基礎教育研究部 https://t.co/XmpGA6c0gg #難聴 #人工内耳 #聴覚障害 #ろう #手話 #手話通訳 #要約筆記
聴覚障害学生の日本語に関する困難点の分析 (6) ~ことばから概念への発達に関して~ 脇中起余子 筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター 障害者基礎教育研究部 https://t.co/XmpGA6c0gg

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