著者
大場 孝信 宮川 建二
出版者
上越教育大学
雑誌
上越教育大学研究紀要 (ISSN:09158162)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.359-367, 2001-10

最近,稔合学習の実施にともない野外観察が再び重要となってきた。しかし多くの高校では,地学の授業がなく,また受けたとしても実物をみたことがない,暗記するだけの授業が多かった。このため多くの中学校,小学校の教師にとって野外で大地の変動や岩石の説明をすることは難しい。一般的に知られている花崗岩も地域により,色,鉱物の量,鉱物の大きさなどが違っているため,花崗岩と思わない場合もある。このため多くの中学校,小学校の教師が間違った認識をもっていることがある。これらの間違いを少なくするため,登山の途中で見られる岩石を使って教育現場で使える岩石や火山についての自然観寮を考える観察路を開拓した。

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