著者
丸山 昭生 小杉 敏勝 小西 明
出版者
上越教育大学
巻号頁・発行日
vol.26, pp.399-420, 2007-02

特別支援学校は,障害児に対する教育が必要不可欠であるという先人達の固い信念と熱意に基づいて,盲学校,聾学校,養護学校として誕生した。本稿では,新潟県内の盲・聾・養護学校4校の誕生に際し,どのような経緯があったのか,どのような多くの人々の苦労があったのかを明らかにした。そして,開学以来,今日まで営まれてきた各学校の教育基盤と,それを支えてきた精神は何であったかを明らかにした。結果,新潟県の特別支援学校の開学のきっかけは,障害のあるこどもたちの近くに存在していた人々の思想や行動が大きいことが分かった。とりわけ,親や祖父母を始めとする家族,教師,医師,地域の人々等の身を削るような努力があった。その思想や努力は,何らかの形で受け継がれ語り継がれなければならないと考えた。

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編集者: Solitarius viator
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