著者
蘇 匯文 So Kanbun
出版者
創価大学大学院
雑誌
創価大学大学院紀要 = The bulletin of the Graduate School, Soka University (ISSN:03883035)
巻号頁・発行日
no.42, pp.379-401, 2021-03

日本人は、日常生活で耳にした音や目にした物の様態などについて述べる際、「犬がワンワン吠えている」といったオノマトペを使用する。従来では、オノマトペは日本語教育において中国人日本語学習者にとって学習の必要の有無、もしくはどうしたら学習できるようになるかのような研究が多かったが、本研究では、指導者に日本語オノマトペ教育のヒントを与えることを目指し、オノマトペを再認識した上で、日本語教育への導入のあり方について考察することを目的とする。本論では、先行研究の不足しているところをふまえ、日本語のオノマトペの使用実態を教育面と日常生活面に分け、具体的な実例を挙げながら分析し、既存の調査研究に基づいて新たな使用実態調査を行う。さらに、中国語母語話者に対する日本語のオノマトペ教育の現状に基づいて習得困難の原因を明らかにし、中国人の日本語教師にアンケート調査を行い、日本語教育への導入のあり方について考察する。

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教科書教材に見るオノマトペ : 特徴の整理とそれを踏まえた読解指導との関連を目指して https://t.co/B2wX47ilKN オノマトペの再認識と日本語教育への導入のあり方 https://t.co/RJBY0PFsBv 日本語中級レベルの教科書に見られるオノマトペ https://t.co/BZAYE5XJbK

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