著者
大出 晁 Akira OIDE
出版者
創価大学人文学会
雑誌
創価大学人文論集 (ISSN:09153365)
巻号頁・発行日
no.6, pp.A63-A86, 1994-03-01

中世からルネッサンス末にかけて自然学の方法論に関する中心的な話題を提供したのは,アリストテレスの学問論であった。とくに,16世紀におけるパドヴァ学派の議論がガリレオをとおして近代科学の成立に無視できない影響をあたえたことは,近年の科学史研究を通じて明らかにされつつある。その論点のひとつにアリストテレスの<条件づき必然性>(necessitas ex conditione)あるいは<仮定的必然性>(necessitas ex suppositione)の概念をめぐる議論がある。わたしは,すでに,アリストテレ

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パドヴァ学派について記述のある資料がみたい。

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