著者
蓮沼 昭子 Akiko HASUNUMA
出版者
創価大学日本語日本文学会
雑誌
日本語日本文学 (ISSN:09171762)
巻号頁・発行日
no.25, pp.1-27, 2015-03-20

認識的モダリティとの共起関係,および終助詞「わ」の用法との相違を手掛か\nりに,終助詞「さ」の本質的機能の解明を試みた。認識的モダリティ,および文\n類型との共起関係において,「さ」と「わ」は相補的分布を成すが,この現象が\n生じる理由を,日本語の認識的モダリティの意味的類型と文類型の中に認められ\nる異質性を指摘することにより明らかにした。「わ」の用法との対照に基づき,\n「さ」は,内部知識の点検という心的処理を介して,話し手が構成した情報の伝\n達を担うという機能を,その中核に有することを指摘し,その適格な使用を条件\nづける文脈的条件についても解説を加えた。

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スッキリお預けなので終助詞「さ」の機能について調べ始めた……語尾につけるだけでアイルザ感出るマジカルワードさ

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