著者
渡邉 泰彦
出版者
京都産業大学総合学術研究所
雑誌
京都産業大学総合学術研究所所報 (ISSN:13488465)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1-30, 2018-07-31

ドイツでは,2017年10月1日から同性婚が導入された。同性カップルは2001年から登録パートナーシップを行うことができたが,保守政党(CDU/CSU)とメルケル首相は,同性婚を拒絶していた。6月中旬まで,同性婚法が国会で可決される展望はなかった。その状況は,1週間で急激に変化した。 本稿では,急激な変化の背景を,新聞,雑誌,連邦議会議事録における政治家の発言から明らかにした。

言及状況

Twitter (3 users, 3 posts, 0 favorites)

@krsths 調べようと思っていろいろ見てたら、ドイツの同性婚のおもしろい文章を見つけました。当事者団体とかがどう働きかけてきたかはわかりませんが、連立するかしないかのドイツ政治で同性婚に反対のメルケルがどう判断していったのかなど、興味深いです。 https://t.co/vVXeHt1Fha
ドイツにおける同性婚導入(渡邉泰彦)2018年 https://t.co/FM82OAa0UG ドイツでは2001年に効力の劣後する生活パートナーシップを導入してから2005年に同等の権利とし、2017年に婚姻に同性婚を含むこととしてパートナーシップを廃止した。なお、メルケル首相は同性の婚姻自体には反対。

収集済み URL リスト