著者
小倉 恵実
出版者
京都産業大学
雑誌
京都産業大学論集. 人文科学系列 (ISSN:02879727)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.81-102, 2012-03

両大戦間期のアメリカでは,優生学運動が大衆化の様相を見せた。「赤ちゃんコンクール」や続く「ふさわしい家族」コンテストは,それを表す典型的なイベントで,アメリカ各州や郡の博覧会で頻繁に開かれ新聞でも第一面で大々的に報道された。科学の発達により,より視覚的で「わかりやすい」展示物を生産することが可能になったことも挙げられるが,このコンテストを支えていたのは,地方の女性達であり,彼女たちは優生学運動に参加することで自らのアイデンティティを獲得していったのである。

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