著者
上倉 安代
雑誌
立正大学臨床心理学研究 (ISSN:21883017)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.49-56, 2015-03-31

本研究の目的は、統合失調症への動作法に関する研究を概観し、今後の研究課題について検討することである。収集した18文献を基に、発表論文数の推移および形式的側面(①医療機関の種別と治療形態、②対象、③目的、④治療者と実施形態、⑤治療構造、⑥評価方法、⑦掲載誌、の7点により分類)から、統合失調症への動作法に関する研究を概観し、考察を行った。これらを踏まえて、今後の課題としては、急性期や外来患者への動作法の活用、効果研究のあり方の検討(量的研究やプロセス研究の導入等)、心理臨床における動作法の展開、が挙げられた。

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