著者
荒川 政彦
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.113-121, 2008-03-31

氷衛星上の衝突クレーターや外惑星領域における惑星・衛星の衝突集積過程に関連して,氷を用いた高速度衝突実験が行われている.氷の衝突実験は融けやすい氷の取り扱いに問題が生じ精度の高い実験をすることが難しかったが,衝突実験装置自体を大型の低温室に設置することによりその問題が解 決され,研究が飛躍的に進歩した.特に氷中を伝播する衝撃波や破壊素過程の理解が進み,さらに弾丸にも氷を用いた高速度衝突実験が衝突速度700m/sまで可能となった.その結果,氷クレーターの形態変化やスケール則及び氷の衝突破壊強度が明らかになった.

言及状況

Yahoo!知恵袋 (1 users, 1 posts)

ユゴニオ弾性限界という語が出てくる論文を検索していくつか見てみましたが、降伏現象や弾性-塑性転移として説明されていて、融解として扱っているものが見当たりません。 横軸に密度、縦軸に圧力をとるとユゴニオ弾性限界で上の図のように折れ曲がりますが、融解のような第一種相転移だと下のようになるはずです。 原子レベルでのメカニズムは知りません。 水については、ここに詳しい相図があります(岡山 ...

収集済み URL リスト