10 0 0 0 OA 積雪の音響特性

著者
石田 完
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科學. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.59-72, 1964-03-25
著者
高橋 修平
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科學. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.13-46, 1979-03-26
著者
本堂 武夫
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.64, pp.141-156, 2006-03-22

氷の物性の中でももっとも顕著な異方性を示す塑性について,転位論に立脚して解説する.氷結晶 を作っている水素結合の強さはどの方向にもほとんど同じであるにもかかわらず,氷はあたかも底面 に積み重ねたトランプのカードのように,底面すべりだけが卓越して生ずる.それ以外の変形は禁止 されているかのようである.その直接の原因は,氷結晶中の転位の特異な性質にあるが,それをもた らすのは,六方晶である氷Ih の中に潜む立方晶Ic の構造である.この2つの結晶構造のエネルギー差 が小さいために,転位は底面上でリボン状に拡張して顕著な塑性異方性をもたらす.しかし,このよ うな転位の挙動を詳しく見てゆくと,底面以外の面ですべり変形が活発に働いているという意外な側 面がみえてくる.
著者
鈴木 覚 河村 雄行
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科学 (Low temperature science) (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.64, pp.71-75, 2006-03-22

ナトリウム型スメクタイトの層間水の分子構造と鉱物--水相互作用の関係について分子動力学法に より研究した.層間水の振動スペクトルは3365と3500cm-1 にピークを持ち,赤外吸収測定結果とほ ぼ一致している.後者は粘土表面に向かって配向したO-H 結合に帰属され,前者は配向していない O-H 結合に帰属される.水素結合距離(H...O距離)は,水分子--粘土表面間(0.22nm)の方が水 分子--水分子間(0.19nm)よりも長く,振動数との関係も調和的であった.
著者
小林 憲正 遠西 寿子 坪井 大樹 酒井 貴博 金子 竹男 吉田 聡 高野 淑識 高橋 淳一
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.39-46, 2008-03-31

炭素質コンドライトや彗星中に種々の複雑有機物が検出されていることから,地球外有機物が生命の誕生に重要な役割を果たした可能性が議論されている.隕石・彗星中有機物の起源としては,分子雲中の星間塵アイスマントル中で宇宙線・紫外線エネルギーにより生成したとするモデルが提案されて いる.われわれは模擬星間物質に重粒子線を照射することにより高分子状の複雑有機物に結合したアミノ酸前駆体が生成することを見いだした.このような高分子状結合型アミノ酸は遊離アミノ酸と比較して宇宙環境で安定であること,円偏光照射によりアミノ酸エナンチオ過剰を生じうることなどが わかった.これらの知見をもとに生命の起源にいたる新たな化学進化シナリオを提案する.
著者
河村 雄行
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科学 (Low temperature science) (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.64, pp.3-11, 2006-03-22

水分子を含む系の分子シミュレーション計算を行うため,有効原子間相互作用モデルを構築した.モ デルは原子の運動に関して全自由度を有するもので,かつ,水や氷などの凝集体の構造や物性を定量 的に再現できるように最適化された.構造や平衡物性以外に,分子振動スペクトルや誘電率での定量 的再現性が示された.さらに,水和物結晶への応用の有効性が示されている.
著者
長嶋 寿江
出版者
北海道大学低温科学研究所
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.67, pp.113-118, 2009-03-31

植物の成長は,光合成生産速度だけでなく,葉への分配など成長のしかたにも大きく影響される.本章では,成長を解析する方法と,それを行うための実験デザイン,測定方法について述べる.