著者
山村 高淑
出版者
北海道大学観光学高等研究センター、日本交通公社
雑誌
CATS 叢書
巻号頁・発行日
vol.3, pp.211-216, 2010-02-01

我々、北海道大学観光学高等研究センターは、2006年度より財団法人日本交通公社の特定研究プロジェクト「コミュニティ・ベースド・ツーリズムに関する研究」に共同研究の形で参画させていただいている。コミュニティ自身が自律的にツーリズムをコントロールし、自らの社会・文化の発展につなげていくための方策を、国内外の先進事例から探っていこうというものである。さて2007年11月24日から12月4日にわたり、この研究の一環として、ブータン王国での実地調査を行った。その目的は、ずばり「GNH(Gross National Happiness:国民総幸福量)とツーリズムとの関係性」について、調査団員各自の専門分野の視点から考察することであった。本稿では筆者の専門分野であるヘリテージツーリズム(文化遺産観光)の観点に偏ることをお断りしつつ、このブータン調査で得られた知見の一部を報告したい。

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山村高淑(2010)「ブータンに学ぶ観光開発の哲学―GNHとツーリズムの関係性についての一考察―」(山村高淑他『コミュニティ・ベースド・ツーリズム事例研究』)付属資料、211-216頁。『観光文化』掲載のものの再録。http://t.co/HuERfCUN
“ブータンに学ぶ観光開発の哲学 : GNHとツーリズムの関係性についての一考察 : HUSCAP” http://t.co/DvcPSGIU

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