著者
柴田 健一郎
出版者
日本細菌学会
雑誌
日本細菌学雑誌 (ISSN:00214930)
巻号頁・発行日
vol.62, pp.363-374, 2007-12-21

微生物の有するリポタンパク質(LP)がグラム陰性菌のリポ多糖体(LPS)と同様な種々の免疫生物学的活性を有し,その活性部位はN- 末端リポペプチド(LPT)部分であることは古くから知られていたが,Toll-like receptor(TLR)が発見されるまでその受容体は明らかにされていなかった。TLR 発見以来,LP ならびにLPS の認識機構が研究され,それぞれの認識にTLR2 ならびにTLR4 が重要な役割を果たしていることが明らかにされた。また,LP の有する新たな免疫生物学的活性ならびにLP によるマクロファージ,樹状細胞等の活性化のメカニズムも分子レベルで明らかにされている。さらに,MHC分子に結合する抗原ペプチドをLPT化することにより,免疫原性が顕著に増加することも明らかにされ,新規ワクチンとしての研究もなされている。本稿では,微生物由来LP・LPTの生物活性ならびに自然免疫系による認識機構について最近の知見をもとに概説している。

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さてさて コロナワクチンに浸食された免疫を回復させるには ↓ LPT←コレ ↓ ミエロイド樹状細胞や 皮膚のランゲルハンス細胞に発現している MHC 様分子である CD1a に※ LPT ※が結合! T 細胞を活性化し,IL-2 の産生を誘導することが最近明らかにされている (60,93)。 ↓ https://t.co/zTsL7d9lIS
日本のコロナワクチンが世界を救う。 あともう少し。 抗原ペプチドをLPT化することにより、 免疫原性が顕著に増加することも明らか。 新規ワクチンとしての研究もなされている。 ↓ https://t.co/H1y7IOi8Eh

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