著者
池田 文人 鈴木 誠 加茂 直樹
出版者
国立大学入学者選抜研究連絡協議会
雑誌
大学入試研究ジャーナル
巻号頁・発行日
vol.17, pp.51-55, 2007

本学は平成13年度からAO入試を導入し、平成16年度末に学部卒業者を輩出した。そして今年度末には大学院へ進学した学生たちが修士課程前期を修了する予定である。AO入試は一般入試に比べて受験者も大学側も労力がかかる入試である。それだけにAO入学者に対する期待は大きい。本研究では、AO入学者が一般入試による入学者と比較して、(1)各高等学校の優秀な生徒であるか、(2)入学後の成績が良好であるか、(3)大学院へより多く進学している、の三つの指標について検証した。その結果、(1)と(3)については期待通りと言えそうであるが、(2) については期待通りとは言えないこと、しかし、成績のばらつきは一般入学者に比べて大きいことが分かつた。総じて、これら三つの指標については、AO入学者は一般入学者とは異なることが言えそうである。

言及状況

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AO入試者の優取得数の分散が大きいとかそのへんの話 AO入学者の追跡調査結果に基づくAO入試の評価 http://t.co/nvuM2i2vRg 僕の直感と一致してる

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