- 著者
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亀野 淳
- 出版者
- 北海道大学大学院教育学研究院
- 雑誌
- 北海道大学大学院教育学研究院紀要 (ISSN:18821669)
- 巻号頁・発行日
- vol.134, pp.131-143, 2019-06-27
インターンシップやアルバイトが学生の能力把握や企業の実情把握に結びつくという効果に着目し,就職が内定している大学生に対するアンケート調査を実施した結果,以下の点が明らかになった。①多くの大学生がインターンシップやアルバイトを経験しているものの,インターンシップ先に就職を予定している学生は,インターンシップ経験学生の約3割であるが,そのインターンシップの約半数はいわゆるワンデイインターンシップであり,また,アルバイト先に就職を予定している学生はアルバイト経験学生のわずか5%となっていること,②インターンシップ先に就職が内定している学生の特徴として,大学所在地別が地方圏であることや,大企業に就職が内定している学生が多くなっていること,③アルバイト先に就職が内定している学生の特徴として,男性や「卸売業,小売業」に就職が内定している学生が多くなっていること,などが明らかになった。