著者
加納 千恵子
出版者
筑波大学留学生センター
雑誌
筑波大学留学生センター日本語教育論集 (ISSN:13481363)
巻号頁・発行日
no.13, pp.61-96, 1998-02-20

漢字圏の外国人日本語学習者は,漢字音の読みにおいて,清音・濁音の区別や母音の長短,促音の有無などに間違いが多く,またそのような間違いは中上級に進んでも残りがちであることが指摘されている。本論文では,その中でも特に学習者からの質問が多い漢字音の促音化の問題に焦点を絞り,どのような場合に促音化が起こるのかを整理する。そして,このような漢字圏学習者の弱点を克服させるためには,どのような漢字の教授法が効果的かについても検討する。Students from kanji background countries tend to retain certain errors such as the distinction between voiceless and voiced consonants, long and short vowels, single and double consonants, etc. in the ON reading of kanji. Kanji that can cause doubling of consonants are taken up particularly for discussion in this paper and the author tries to explain when doubling of consonants occurs. The author also examines ways of teaching such kanji for the students of kanji background.

言及状況

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六回 ろっかい 特許 とっきょ 学区 がっく 国権 こっけん 木工 もっこう 三角形 さんかっけい 六角形 ろっかっけい 洗濯機 「せんたっき」は、漢字音の促音化された読み方です。 下記ご参照ください。 http://hdl.handle.net/2241/11180

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