著者
宮部 直巳
出版者
東京帝国大学地震研究所
雑誌
東京帝国大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.297-306, 1936-06-05

昭和11年2月21日,大阪府と奈良縣との境界上の二上山附近に震央を有する強震が起つて,大阪,奈良の兩府縣下に幾分かの被害を與へた。この地震に伴つて氣付かれた2~3の現象に就いて,踏査,及び各地に問合せて得た所の囘答によつて調査した結果を述べたい.この地震に限らず多くの場合地震に伴つて認められる現象であるけれどもこの地震に於いても(1)地震に伴つた音響(2)井水位の變化(3)發光現象等が認められてゐる.以下是等の項目に就いて梢々詳細に叙述したいと思ふ.

言及状況

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@ryomichico  ウチの父方の祖母は東大阪で昭和11年の『二上山地震』を経験しておりました(特に被災したわけじゃないですが) http://t.co/GBWj8AL6LW

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