著者
玉井 建也
出版者
コンテンツ文化史学会
雑誌
コンテンツ文化史研究 (ISSN:1883874X)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.22-34, 2009-04

アニメなどのコンテンツ作品のファンが作品の舞台となった場所を訪れる「聖地巡礼」を歴史的に考察した。アニメ『かみちゅ!』の舞台となった尾道をフィールドとして考察した。近世期では歌枕として認識されていた尾道であるが、次第に近代になるとそのような認識は薄れ、社寺参詣や眺望の良さが強く認識されるようになっていった。戦後以降は映画の街として栄え、訪れる観光客だけでなく、受け入れる地域社会もそれに対応していくようになった。近年はアニメやマンガの舞台としても取り上げられるようになり、特に『かみちゅ!』ファンが御袖天満宮を訪れ、アニメの絵を奉納する行為が数多く見られた。しかし、そのような行為はファンたち内部のみでの自己満足というべき循環作用であることを意識せねばならない。

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明日から尾道に。(大林信彦のオマージュである)龍が如く6の聖地巡礼に。尾道の聖地巡礼に関する論文を読んでから行くのである。 https://t.co/qqidzXVEdV
聖地巡礼の修論の話聴いてこれ思い出した。 「聖地」へと至る尾道というフィールド : 歌枕から『かみちゅ!』へ http://t.co/cpOzeaQYeq
東大と聖地巡礼と言えばかみちゅ!の論文を思い出す http://t.co/cpOzeaQYeq
「聖地」へと至る尾道というフィールド : 歌枕から『かみちゅ!』へ http://t.co/L0l8Mnt

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