著者
是枝 亜子
出版者
熊本大学
巻号頁・発行日
2008-03-11

本稿では、発展途上国における法中毒学に対して学術的支援を行う目的から、CQの法中毒学的研究として以下の3つの研究を行った。まず、急性CQ中毒死事例における組織中CQ濃度の定量(第VI章)においては、簡便な高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によるCQ分析方法を考案し、その方法を用いてタンザニアでの急性CQ中毒死事例におけるCQの体組織分布を調べた(Yonemitsu et al., 2002; Yonemitsu et al., 2005)。また、急性CQ中毒マウスにおけるCQの組織内分布(第VII章)においては、CQに対するポリクローナル抗体を作製し、抗CQポリクローナル抗体を用いた免疫組織染色法によって急性CQ中毒モデルマウスの組織中におけるCQの分布状態を検索し、これをCQの急性毒性機序の理解を深める一助となる様に検討を行った(Koreeda et al., 2007a)。さらに、抗CQモノクローナル抗体(MAC)を用いた試料中CQ濃度の簡易半定量システムの開発(第VIII章)では、CQの簡易検出法を開発することを目的に、 CQに対するモノクローナル抗体を作製し、これを用いた半定量法を考案してその有用性について検討した。

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