著者
三田 昌彦
出版者
人間文化研究機構地域研究推進事業「現代インド地域研究」
雑誌
現代インド研究 (ISSN:21859833)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.27-48, 2013-02

本稿は10−14世紀の南アジアの政治史的展開を、ユーラシア・レベルの乾燥・半乾燥地帯の活性化とその定着農耕地帯との連結という、当時の地政学的構造の文脈の中で把握し、その動きがインド洋海域世界の発展と密接に連関して、当時のアフロ=ユーラシア・レベルの交易と結びついていた、そのメカニズムを捉えようとするものである。生態環境の変動(温暖化と降雨量の安定化)による乾燥・半乾燥地帯の活性化は南アジアの地政学的構造を変化させ、その結果、それまでの定着農耕地帯中心の国家は、乾燥・半乾燥地帯と定着農耕地帯とのインターフェースとして機能する国家へと転換した。このような状況が、当時ユーラシア全域で活発化していた遊牧勢力による南アジアへの進出と帝国建設の必要条件となった。同時にそうした国家の出現は、中央ユーラシアとインド洋世界とをスムーズに連結することを可能とし、当時のアフロ=ユーラシア規模の交易ネットワークの形成にも寄与していた。

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