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<研究ノート>十六世紀初頭の中国に関するイスラム史料 : アリ=エクベル著『中国記』の評価をめぐって
著者
小田 寿典
出版者
史学研究会 (京都大学文学部内)
雑誌
史林 = THE SHIRIN or the JOURNAL OF HISTORY
(
ISSN:03869369
)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.858-879, 1969-11-01
アリ゠エクベル著『中国記』はH.Yule──H.CordierやG.Ferrandなどの東西交渉史の総括的研究書に取り上げられず、また十分に研究されないで二次的史料のようにみられてきたきらいがある。しかし、本書のオリジナリティは高く評価されてもよいと考える。テキストの全容はいまだ校刊されていないが、明代中期の中国事情を伝えるイスラム文献として興味深い。本稿は主としてオスマン゠トルコ語訳の一写本により、本書の旅行記的性格について述べると共に、文献的評価に関説する。
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https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/237957
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