著者
尾池 和夫
出版者
京都市防災会議
巻号頁・発行日
1996-11-30

1200年以上の歴史を持つ京都市は,過去に幾多の地震を経験してきました。これらの歴史地震は,社寺や旧家に伝わる多くの古文書に記録されて精度の高い資料として保存されてきました。 京都市防災会議では,地震防災対策に関する調査研究の一環として,専門委員の尾池和夫先生に京都とその周辺地域の有感地震の記録を収集し,歴史地震史料のデータベースを作成するとともに,データベースの分析をお願いいたしました。この資料は,「京都と周辺地域の地震活動の特性」として研究成果を御報告いただいたものです。 このデータの収集,分析によりまして,京都市域の地震活動の性質が明らかになり,市域の活断層調査の進展と併せて将来の地震活動の傾向を予測するという長期的な予測の途が開かれました。 京都市では,今後の地震防災対策を推進するに当り,この研究成果を基礎資料の一つとして活用してまいりたいと考えています。 また,希望される方々には,このデータベースを提供し,京都市の地震防災対策の推進に寄与する研究成果が発表されることを期待していますのでお申し出下さい。 最後に,ご多忙にもかかわらず本研究に御尽力いただいた尾池先生に心から感謝申し上げます。

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@murapyon71  尾池先生のオリジナル報告は:「京都と周辺地域の地震活動の特性:京都と周辺地域の有感地震データベース(解説)」監修 京都市防災会議専門委員 京都大学大学院理学研究科 尾地和夫 1996/11/30 京都市防災会議 http://t.co/pt77B8F

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