著者
笹野 遼平 黒橋 禎夫
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.49, no.11, pp.3765-3776, 2008-11-15

本稿では大域的情報を用いた日本語固有表現認識手法を提案する.提案する手法では,SVMを用いた固有表現認識手法を基とし,構造的な解析などから得られる大域的な情報として,先行文における同一形態素の解析結果,共参照関係にある表現の解析結果,係り先から得られる情報,固有表現情報を付与した格フレームを用いた格解析から得られる情報の4つの情報を新たに導入する.CRL固有表現データ(5分割交差検定),IREXテストセット,および,ウェブテキストに固有表現を付与したデータを用いた評価実験の結果,従来手法より高い精度が得られ,手法の有効性が確認された.

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https://t.co/jTShgUvlwX https://t.co/TDyc969zib なるほど?? ちなみにこの黒橋さんって放送大学のテキストの人かな
@cudnn7_devel こういうのもあった(JumanとMeCabを統合):https://t.co/VGEzKtupAa それから,relax-F1とstrict-F1という概念:https://t.co/jhzSy42WdB 思うに,既存のデータセットは形態素解析済なのではないか。それから近年はend-to-endなので最初から系列ラベリングだと思う(形態素解析を挟む理由がない)。

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