- 著者
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渥美 公秀
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
- 巻号頁・発行日
- vol.1994, no.33(1994-GN-006), pp.37-42, 1994-04-28
集団で意思決定を行う場合には必ずしも「三人寄れば文殊の知恵」にはならない。Janis (72,19)がアメリカの政策決定過程に着目しこの現象を集団的浅慮(oupthi)と名付けて以来、社会心理学の分野では様々な研究が行なわれてきた。本稿では集団的浅慮現象とその後の研究を紹介するとともに、従来の研究に含まれていた「情報処理パラダイムの陥穽」を指摘する。最後に、今後の集団研究の方向性として「意味構築パラダイム」への移行を展望する。