著者
山根 信二 村山 優子
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.71(2002-ICS-129), pp.11-13, 2002-07-25

かつて学会で倫理綱領が策定された際に,専門家の自制によってインターネット時代の無秩序をコントロールするという期待が寄せられた.しかしながらその後のインターネット利用の進展は専門家の枠組みを大きく越えており,倫理綱領が機能してきたとは言い難い.その一方で,近年発生する大規模なシステム障害では組織に対して「NO」と言える専門家が必要であり,そのためにIT技術者独自の職業倫理の徹底が唱えられてもいる.この両者はどちらも情報倫理として唱えられているが,実際には異なる要請のもとに生まれ,時には相反する機能を持っている.本発表では情報倫理の二つの機能を個別に論じた後,アメリカでの取り組みとの異同および今後の情報倫理の展開とそのための成立条件について論じる。

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20年前から先進的なコンピュータサイエンスのカリキュラムでは内部告発の事例学習が社会的責任の単元として必修だった https://t.co/XYvTvsJpuT

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