著者
村瀬 邦子
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.14(1997-MUS-024), pp.85-92, 1998-02-13

聴覚訓練機器電子耳を使って、英語、仏語、独語、米語、日本語を母国語とする被験者たちに同5つの言語パラメータをそれぞれに与え、英語を発声する時の知覚や印象、また英語の5通りの聴き取り方による受聴知覚および好みを調べ、母国語がどのように影響を与えるかを調べた。その結果、英語の発声に関しては、イギリス人、アメリカ人、ドイツ人など、高周波成分を含む言語を母国語とする在日外国人は日本語または仏語の言語パラメータでの発声が楽で、中・低周波音域の言語を母国語とするフランス人および日本人は英・米語のパラメータが容易であった。英語の受聴に関しては、在日年数の少ない外国人を除いてすべての被験者が仏語と日本語のパラメータを好んだ。

言及状況

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パスバンドという言葉の元がこの論文ぽい。 https://t.co/9W99uzXfkq で、この引用が↑の大元の論文で、そこにはパスバンドって言葉出てないんよね。。 著者がトマティスジャパン株式会社の所属やから公式とは言えるけど、和製英語ならぬ和製概念な気がする。。本家はそこまで言ってない的な。。
母国語の違いによる音色知覚の差 トマティスジャパン株式会社 https://t.co/ztr00vIRpm

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