- 著者
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川野 洋
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告ゲーム情報学(GI)
- 巻号頁・発行日
- vol.2006, no.70(2006-GI-016), pp.61-68, 2006-06-30
本研究では、コンピュータシューティングゲームの難易度の指標について、探索手法の観点から考察し、異なるシューティングゲーム間での難易度の比較を可能とする難易度指標を提案する。また、敵機の攻撃弾の発射速度決定の手法について考察し、将来の自機の移動を予測するための探索手法を攻撃弾発射速度決定の過程に導入することで、従来手法に比べて同じ数の攻撃弾で自機破壊確率を大幅に向上させることが可能であることを示す。提案手法は、攻撃弾発射時点から未来の各時間ステップにおいて、自機がゲーム画面内の各位置に存在する確率を評価するものであり、その計算にかかる時間は、従来の探索計算法に比べて大幅に短縮されるこれにより、提案手法は、シューティングゲームの要求する実時間性を満たすことが出来る。提案手法の有効性は、筆者が開発したシューティングゲームを用いた実験により検証される。