著者
中西 泰人
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.51, no.7, pp.759-766, 2010-07-15

「アーキテクチャ」という言葉は,建築やコンピュータのハード・ソフトの組織的な構造だけでなく,人の振舞いや相互行為のパターンにかかわる条件や環境の設計まで指すようになりつつある.インターネットには位置情報や写真といった実世界の情報が多く共有されそうした情報の即時性も高まるにつれ,建築・情報環境・社会秩序の「複数のアーキテクチャ」が重なりあう度合いはより一層高まるだろう.本稿ではそうしたアーキテクチャを実空間と情報空間からなる複合的なシステムと捉え,複合システムとして設計された都市計画や情報システムの事例を紹介し,そのようなシステムにおけるインタラクションデザインの課題および取り組みについて述べる.

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2010年に情報処理学会の学会誌に書いた記事「アーキテクチャとインタラクションデザイン」は、情報系の人達のために、スマートシティの歴史をちょっと紹介しつつ、空間的なインタラクティブシステムを考えるのに必要なことを書いたつもりだった。 #建築情報学 https://t.co/M2d8z25Y4X https://t.co/ImL79DJl7U

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