著者
中山 晃 高木 正則 勅使河原 可海
雑誌
研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC)
巻号頁・発行日
vol.2011-CSEC-52, no.33, pp.1-6, 2011-03-03

本研究では,CollabTest と呼ばれる WBT システムの相互評価活動に関する問題に着目している.このシステムでは,学生が問題を作成する事や,作成された問題を相互に評価する事が可能である.授業外の時間に行われたこの相互評価活動は,約 70% のグループで非常に低い活動レベルの相互評価やコメント活動が行われていた事がわかった.そこで,相互評価活動への参加の偏りを解消するための方法として,グループ編成方法の改善に着目した.グループ学習におけるグループ編成の研究では,学生の性格特性がグループ編成において考慮されていた.我々は代表的な性格検査法であるビッグファイブによって抽出された学生の性格と,学生のコメント数との関係性を分析することで,いくつかの性格因子が相互評価やコメント活動の活動レベルに関連する可能性があることがわかった.

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この論文、ワークショップのグループ分けや、プロジェクトのチーム編成に応用できそう。 「異質な者同士でグループを編成した方が多くの側面で学習効果が高まる」 全員参加型の協調学習のための性格を考慮したグループ編成方法の研究 https://t.co/94GmAzYSZh

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