著者
長井 歩
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2011論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.6, pp.1-8, 2011-10-28

将棋の終盤戦をパズル化した問題として,詰将棋以外に必至問題がある.その違いは,攻め側の手として王手以外に詰めろも許される点にある.詰将棋では攻め側の指せる手は王手のみであるのに対し,必至問題では王手と詰めろで相手の玉を受けなしに追い込む.攻め側の手が増える分,必至問題に強いアルゴリズムは,実際の将棋の終盤戦で役立つ機会は詰将棋に比べ格段に多くなる.しかし問題としての難易度は,一般に詰将棋よりも必至問題の方が難しい.詰将棋を高速に解くアルゴリズムは近年著しく進歩したが,必至問題を高速に解くアルゴリズムは未開拓である.本研究では,難解な必至問題を高速に解くアルゴリズムとしてdf-pn+ を応用し実装した.実験の結果,難解な必至問題集として有名な『来条克由必至名作集』全81 問のうち79 問を解くことに成功した.また,余必至探索にて3つの早必至を含む27 の余必至を発見できた.

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>「難解な必至問題を解くアルゴリズムとその実装」(長井歩、GPW2011、オープンアクセス) 難しい必至問題を解くアルゴリズムを用いた検討結果として、「来条克由必至名作集」の不必至2題(70番、75番)と他の余必至が報告されてい… https://t.co/SaIxw7Anyo
来条克由必至名作集の詳細な検討結果はこちら↓ >長井 歩、難解な必至問題を解くアルゴリズムとその実装 (ゲームプログラミングワークショップ2011論文集) https://t.co/YhRFzJ5Knl
>難解な必至問題を解くアルゴリズムとその実装(長井歩、ゲームプログラミングワークショップ2011論文集、オープンアクセス) http://t.co/YhRFzJnlvp

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