著者
森崎修司 松本健一
雑誌
研究報告ソフトウェア工学(SE)
巻号頁・発行日
vol.2013-SE-179, no.35, pp.1-8, 2013-03-04

ソフトウェアが担う業務に特化した欠陥種別の検出を目的とするレビューは汎用的な欠陥種別の検出を目的としたレビューよりも修正コスト低減効果やスケジュール遅延リスク低減効果が大きいことが期待される.本論文では,金融業務を担うソフトウェアの開発に携わる熟練者へのヒアリングから得られた欠陥種別 “日付に関する欠陥” をもとに不具合情報を分析した.レビューでの検出が可能であった不具合 488 件のうち 86 件が日付に関する不具合であり,これらの不具合が他の不具合と比較して,スケジュール遅延リスク低減効果,修正コスト低減効果が大きく,統計的に有意な差があることがわかった.また,業務に特化した欠陥種別特定の計算機支援を目的とし,不具合情報の自由記述に含まれる単語を熟練者に提示したところ,支援が有用であるという意見を得た.

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研究として欠陥の分析を10年くらい続けています。以下2つはその成果が受賞したもの。 大手銀行でのバグレポートの分析(情報処理学会山下記念研究賞)2013年 https://t.co/EovohvcyYn 三菱電機とのコードレビューでの欠陥分類(SPI Japan 実行委員長賞) 2013年 https://t.co/kTgYTgF4ZJ
2013年に銀行システムのデータをお借りして分析したときに、こういうのが自動化できないかなとふと思ったのがきっかけです。 https://t.co/QhLI0UhH7H

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