- 著者
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長嶋 淳
橋本 剛
橋本 隼一
- 雑誌
- ゲームプログラミングワークショップ2006論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.2006, pp.1-8, 2006-11-10
端攻めを苦手としていることは,改善が必要なコンピュータ将棋の弱点の1つである.本研究では,局面情報から端攻めの可能性を判定し,可能性の高い局面において重点的に端攻めの手を読ませることで,この問題に取り組む.多数の棋譜を分析して得られた条件をもとに将棋プログラムTACOS へ端攻めルーチンを実装し,評価を行なった.その結果,実装前と比較してTACOSは多くの局面で端攻めを行なえるようになった.