著者
中村 和敬 當仲 寛哲
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:21888795)
巻号頁・発行日
vol.2017-OS-140, no.16, pp.1-8, 2017-05-09

ユニケージ開発手法は UNIX 哲学に基づいたシステム開発手法であり,企業システム開発に 20 年の実績がある.近年のシステム開発では,データベースの構築に多くの場合で RDBMS が用いられる.これに対してユニケージ開発手法では Unix の機能のみを用いてデータベースを構築する.ファイルシステムにテキストファイルとしてデータを格納し,シェルを通じてコマンドでデータを処理する事により,データベースの機能を実現する.本稿では,ユニケージ開発手法に基づく,Unix ファイルシステムとシェルを用いた,データベース構築と操作の方法について概説し,その発展について述べる.

言及状況

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自分はUNIX哲学には割と批判的で、「データはテキスト、処理はパイプで」という考え方はRDBMSが出てきた時点で敗北してるじゃんと思ってたけど、こんな論文があるのか(しかも最近)。ある意味原理主義的。 https://t.co/Q1zZ8nk7RP

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