著者
龐 遠豊 伊藤 毅志
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.1286-1294, 2018-04-15

囲碁の認識や学習において,囲碁用語が果たしている役割は大きい.しかし初学者が囲碁用語を覚えるのには大きな負担がかかる.本研究では,局面に対応する囲碁用語を自動表示するシステムを提案する.囲碁用語には,石の「形」だけでなく,石の「勢い」を含む局面解析との組合せが必要なものもある.我々は,囲碁プログラム“Ray”の協力を得て,これらも実装した.先行研究を参考に比較的利用頻度の高い囲碁用語を自動的に視覚的表示するシステムを実現した.その性能をプロ棋士に評価してもらったところ,プロ棋士の判断と90%を超える高い一致率を示した.

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ディープラーニングってやつで何とかならないんすか "囲碁学習支援のための用語判定システムの提案" https://t.co/tNAPfoDxcw
https://t.co/xdrR1HpVnp 囲碁学習支援のための用語判定システムの提案 https://t.co/E5oMkVPSIO 可変長時系列パターン分類のための大幾何マージン最小分類誤り学習法の提案とその実験的評価 情報処理学会論文誌, Vol.59, No.4, pp.1295-1308 (2018-04-15)

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