著者
木頃 伸哉 白鳥 裕士 中村 聡史
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:21888744)
巻号頁・発行日
vol.2019-GN-107, no.4, pp.1-7, 2019-03-11

プロ野球は 1 試合の平均時間が 3 時間以上あり,サッカーなどの他のスポーツと比べて試合時間が長い.そのため,テレビやインターネットの生放送での観戦では,入浴や食事,仕事と重なって視聴を断念してしまったり,一方的な試合展開による視聴意欲の低下により視聴を途中で断念してしまったりする視聴者も存在する.視聴を途中で断念した後に,に試合展開が大きく変わり面白い場面を見逃すこともあり,視聴者が後悔してしまうことも珍しくない.そこで,我々は野球の試合において山場山場となりそうなシーンになったときに視聴者を,視聴誘導するシステムの構築を試みる.本研究ではその足がかりとして,野球における山場となりそうな場面を推定する手法を検討する.本研究では,野球の試合に並行して進行する実況ツイートの中に,期待にまつわる特徴語が現れることに着目した手法を検討した.また,その手法の可能性を検証するため,山場になりそうな場面に関する正解データセットを構築し,複数の手法を検討することにより精度の検証を行った.その結果,全体的な精度は低いものの,ツイートをそのまま扱うのではなく,どちらのチームのファンなのかという点に注目して判定すると精度が上がることが分かった.

言及状況

Twitter (8 users, 8 posts, 10 favorites)

最近、毎朝 #大谷翔平ホームラン を見ている気がします⚾️ そこで #IPSJ電子図書館 よりこんな研究を紹介。 「野球における実況ツイートを用いた試合の山場の見逃し防止手法の検討」 実況ツイートから期待にまつわる特徴語を抽出して山場を推定するようです。今だと...? https://t.co/OFQJp6aoUv

収集済み URL リスト