- 著者
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高橋 圭一
- 雑誌
- 情報教育シンポジウム論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.2019, pp.10-16, 2019-08-10
2016年度に本学科の1年次向けのプログラミング言語をJavaからRubyに切り替えた.そのため,3年次のWebアプリケーション開発の講義および演習で使用する開発フレームワークをJava EEからRuby on Railsに変更した.本稿では,2018年度の後期に実施したRuby on Railsによるチーム開発の授業内容について報告する.受講生は前期にRuby on Railsの基礎を学習済みである.そのため後期には,Sessionやモデル間の関連付けなどRuby on Railsの発展的な機能を学び,チーム開発で必要となるGit,Bitbucket,Herokuなどのツールを学習したあと,2名ずつの8チームで8週間かけて開発を進めた.結果としては,各チームが開発したソースコードは平均で約1400行であり,J2EEを使用したときと同規模になった.一方,画面数および画面遷移数は2018年度の方が前年より上回っており,Ruby on Railsの様々な支援機構により,より実用的なアプリケーションが開発できたことがわかった.