- 著者
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近藤 鯛貴
竹田 大将
佐藤 裕幸
- 雑誌
- 研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:21888841)
- 巻号頁・発行日
- vol.2019-HPC-172, no.15, pp.1-6, 2019-12-11
Intel HD Graphics (IHD) とは Intel 社の開発する CPU 統合 GPU である.高いグラフィック性能を必要としない安価なコンピュータ向けに作られていることから低コストかつ低消費電力である.しかし,近年ではその性能もあがり理論性能で約 1TFlops の製品も登場し,計算資源として非常に有用である.また,2018 年に Intel が公式に IHD 用 GPGPU 言語である C for Metal (CM) を公開したことにより IHD の計算資源を GPGPU 用途で活用できるようになった.そこで本研究では CM の言語仕様を調査し,いくつかの GPGPU プログラムを実装した.Flops による理論性能と実測性能の評価を行ったところ,サンプルの行列積プログラムにて 81.60 %の性能率を確認し,同 SoC 内の CPU と計算時間で比較したところ約 57 倍高速に動作し,IHD および CM の GPGPU 用途における有用性を示した.