著者
岸本 征将 北 直人 李 亮 長谷川 恭子 田中 覚
雑誌
じんもんこん2019論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.97-102, 2019-12-07

本研究では最先端のバーチャルリアリティ技術やジェスチャ認識技術を用いる事で,有形文化財である「モノ」だけではなく,無形文化財といった「コト」を対象とした文化や伝統そのものもデジタルアーカイブ化が目標である.研究内容は祇園祭の粽(ちまき)投げを対象として,デジタルアーカイブ化された有形文化財を活用した仮想空間内でVR ヘッドマウンドディスプレイ(VRHMD)とジェスチャ認識技術を駆使する事で現在では行われていない粽投げの体験が可能なコンテンツを開発した.この様なシステムをデジタルミュージアムと捉え,従来のミュージアムでは体験出来なかった疑似体験によってもたらされる道具の使われ方や当時の様子,習慣等の推察やモノの本質的な理解が可能となった.

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