著者
渡邉 景子
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2023-CE-169, no.31, pp.1-6, 2023-03-04

未就学児の段階で,遊びの中での「学びの芽生え」が小学校における「自覚的な学び」につながると言われている.本稿では,幼稚園において遊びとして行うプログラミング体験が,「学びの芽生え」につながるのではないかと考え,幼稚園年長児を対象に,一人 1 台のタブレットを用いて,ビジュアルプログラミングツール Viscuit によるプログラミング実践を,一斉指導方式で行った.その結果,あるクラスでは半数以上の園児が意図する方向に既存の部品を動かすことができていたことがわかった.これは活動の中での「気づき」による成果といえるのではないか.しかし,自分で描いた絵を使ったプログラミングでは,絵を残せない(消してしまう)子や,プログラミングに到達しない子も複数おり,プログラミング遊びによって,「学びの芽生え」がすべての園児にもたらされるわけではないようであった.今回の実践で,プログラミング遊びによって「学びの芽生え」に繋がる可能性があることが示唆された.今後は,保育者や園児自身への聞き取りなどを行って,さらに調査を進めていきたい.

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幼稚園におけるプログラミング実践, 情報処理学会コンピュータと教育研究会報告, 2023-CE-169-31 (2023). https://t.co/xF2Dno5M46
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