著者
江口 実希 國方 弘子
出版者
ヒューマンケア研究学会
雑誌
ヒューマンケア研究学会誌 = Journal of Japanese Society of Human Caring Research (ISSN:21872813)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.17-26, 2015-03-31

本研究の目的は、看護師のnegative な気分に影響を与える認知プロセスを明らかにすることである。看護師を対象に自記式質問紙調査を行い、回答に欠損値がない381 名のデータを分析に用いた。認知モデルとして「看護師のスキーマ、推論の誤り、自動思考、negative な気分の因果モデル」を措定し、共分散構造分析を行った。分析の結果、モデルのデータへの適合度は良好であり(CFI:0.958、RMSEA:0.041)、スキーマから推論の誤りに向うパス係数は0.542、推論の誤りから否定的自動思考は0.533、推論の誤りから肯定的自動思考は-0.217、否定的自動思考からnegative な気分へは0.738、肯定的自動思考からnegativeな気分へは-0.155 であった。以上よりnegative な気分は、スキーマ、推論の誤り、自動思考のプロセスを経て形成されることが示唆された。

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[自動思考] "看護師のスキーマ、推論の誤り、自動思考、negativeな気分の因果モデルの検討 "

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