著者
村上 陽一郎
出版者
国際基督教大学キリスト教と文化研究所
雑誌
人文科学研究 (キリスト教と文化) = Humanities: Christianity and Culture (ISSN:00733938)
巻号頁・発行日
no.46, pp.149-167, 2015-03-31

医療技術の高度化に伴い、〈死への道程〉(death ではなくdying)は人為的にかなりな程度引き延ばされるようになった。そこで起る諸問題に対して、倫理的にも、法制上も、正面から向き合う時間のないままに、突出した事例(意図的と偶発的とを問わず)がしばしば起るようになり、対応も後追いの状態が続いている。しかしここ十年ほどの間に、先進圏では、国民的な議論を踏まえて、ラディカルな法整備に舵を切る例が見られるようになってきた。本稿では、そうした諸例に学びながら、日本社会として、どのような選択を行うべきかを考える。

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村上陽一郎 2015「尊厳死・安楽死・PAD」『人文科学研究 (キリスト教と文化)』46: 149-167 https://t.co/DhAQvFqtzr pdf公開 PAD(physician aid in dying):医師の手による自死の支援 「実は日本の医療現場でも、戦前から、すでに暗々裏にはPADや安楽死が行われてきたことは事実である。」

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