著者
橋本 健一 Ken-ichi HASHIMOTO 千葉県立衛生短期大学
雑誌
千葉県立衛生短期大学紀要 = Bulletin of Chiba College of Health Science (ISSN:02885034)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.1-7, 2008

ナガサキアゲハPapilio memnon thunbergii SieboldおよびクロアゲハPapilio protenor demetrius Stollの千葉県鴨川市個体群(35°07'N)の20℃での蛹休眠誘起の臨界日長はナガサキアゲハでは約12時間40分,クロアゲハでは14時間以上であり,ナガサキアゲハの臨界日長は同所的に生息するクロアゲハより1時間以上短かった。ナガサキアゲハ鴨川市個体群の臨界日長は既に報告されている鹿児島市,和歌山市,箕面市,清水市および三浦市の各個体群での値(Yoshio and Ishii 1998, 2004)とほぼ同様であるので,本種は休眠性の変化を伴わずに北方へ分布を拡大しているものと思われる。このような分布の拡大は,秋季の気温の上昇により休眠世代の幼虫が蛹化に至るまでの温量が得られるようになったことが要因の1つであると考えられる。

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参考 ① https://t.co/1D5MeUWmEQ ② https://t.co/B2tdy7qGZ2 休眠蛹になっているかどうかは蛹になってから2週間たっても羽化しなかったら休眠蛹になったと思っていいかもしれない。その後庭やベランダなどで管理する事で羽化を目指す。

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